令和8年8月2日(日)〜5日(水)、奈良県奈良市・ロートアリーナ奈良にて第73回全国高等学校剣道大会(インターハイ)が開催された。神奈川県勢は男子団体・鎌倉学園、男子個人・稲葉慧(鎌倉学園)、唐木希一郎(横浜)の3枠で出場したが、団体戦は予選リーグ敗退、個人戦は両選手とも2回戦敗退という結果となった。
大会全体結果
男子団体戦:4強すべて九州勢
- 優勝:東福岡(福岡)※初優勝
- 二位:日章学園(宮崎)
- 三位:島原(長崎)、明豊(大分)
男子個人戦
- 優勝:橋本(東福岡)※団体・個人二冠達成
- 二位:馬木(新田・愛媛)
- 三位:八角(四天王寺東・大阪)、三浦(秋田商業・秋田)
男子団体戦:鎌倉学園(Bリーグ 3位・予選敗退)
Bリーグ順位表
| 順位 | 校 | 得点 | 勝者数 | 総本数 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 佐野日大(栃木) | 2 | 6 | 10 |
| 2位 | 高知(高知) | 1 | 1 | 2 |
| 3位 | 鎌倉学園(神奈川) | 0 | 1 | 2 |
鎌倉学園 0-1 高知(第1試合)
先鋒・野呂が高知の西野に1本メンを取られたのが唯一の決着。次鋒以下は全員引き分けとなり、1本差で敗退。
鎌倉学園 1-4 佐野日大(第2試合)
関東大会本戦優勝校の佐野日大に力負け。次鋒・稲葉が佐野日大・髙村からメンメンの2本勝ちで意地を見せたが、他の4試合で勝てず、勝者数1-4、本数2-6で敗退。
なお、Bリーグを勝ち上がった佐野日大は決勝トーナメント1回戦で日章学園に0-4で敗退した。
男子個人戦
稲葉 慧(鎌倉学園・3年):2回戦敗退
- 1回戦:諏訪(大社・島根)に延長の末コテで勝利(試合時間7分54秒)
- 2回戦:伊藤(明豊・大分)にコテ1本を許し敗退(試合時間4分0秒)
稲葉は打ち合いに持ち込みたかったが、伊藤の堅い守りに阻まれる形での敗退となった。上段対策として守りから入る展開で、稲葉に糸口を作らせなかった伊藤の対策勝ち。なお伊藤はこの試合の後、3回戦で橋爪(木更津総合・千葉)に敗退している。
唐木 希一郎(横浜・3年):2回戦敗退
- 1回戦:シード
- 2回戦:小渕(鳥取城北・鳥取)にコテ2本を許して敗退(試合時間3分4秒)
動き・速さでは相手と互角以上に渡り合っていたが、その動きを冷静に観察され、隙を突かれる形で2本のコテを許した。
AI注目ポイント
4強すべて九州勢、揺るがぬ地域序列
今大会の男子団体4強は東福岡・日章学園・島原・明豊とすべて九州勢。個人戦優勝も東福岡・橋本で、団体・個人ともに九州勢が制した。過去10年でも九州勢の優勝が続いており、全国レベルにおける九州の圧倒的な強さが改めて示された大会となった。
鎌倉学園、関東予選・インハイ予選連覇の勢いを本戦へ
5月の関東予選、6月のインハイ予選と神奈川県内2大会連覇で臨んだ鎌倉学園。全国の舞台では、初戦の高知戦で1本差負け、続く佐野日大戦でも1-4という結果に。稲葉の佐野日大戦での2本勝ちは光り、全国の強豪と真正面から戦った経験は今後の神奈川県勢にとって大きな財産となる。
神奈川県勢の全国優勝は依然として遠く
神奈川県勢の男子個人全国優勝は2015年の齋藤拓仁(東海大相模)以来11年。団体戦の全国優勝も桐蔭学園の2013年以来遠ざかっている。今大会でも壁の高さが再確認された形だが、鎌倉学園・稲葉・唐木ともに関東大会・インハイ予選での躍進は今後の神奈川県勢の礎となる。
出典:LET’S KENDO「第73回全国高校剣道大会・奈良インターハイ2026」、大会公式速報
